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皮脂腺
皮脂腺はアポクリン腺と同じくその出口が毛穴と一緒になってそとにでています。
皮脂腺は毛を包み込んでいる毛包に必ず付いている腺です。つまり毛のあるところには必ず皮脂腺があり、この皮脂腺の働きにより毛や皮膚に潤いが与えられる、ということになります。
皮脂腺の分泌物には表皮のあたりで毛などに付着している細菌を分解して脂肪酸にしてしまうものがあります。つまり、皮膚の表面の脂質は、皮脂腺から作られたままの分泌物と、細菌などを分解して出来た脂肪酸などが入り混じっていることになります。
また、空気中の中には無数の細菌がいるので、毛穴からでてきた皮脂腺の分泌物が湿度や体温によって新たに細菌と結びつき繁殖を始めてしまいます。
これが臭いの元になっているのです。
脂肪酸は独特のにおいを放ちます。したがって皮脂腺の分泌物が脂肪酸に変われば変わるほど臭いの元が多く作られてしまう事になります。
皮脂腺は、皮膚に潤いを与えてくれる重要な役割をしてくれていますが、このように脂肪酸になってしまうと、その潤いが細菌の繁殖をむしろ助ける事になってしまいます。
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