脂肪酸のにおいもわきが臭
人間は皮脂腺から体の表面を潤すために分泌物を出していますが、この分泌物が分解されたものがわきが臭になるといわれています。
皮脂腺からの細胞分裂が終わり、排出物になったものが毛根と同じところから分泌されているのですが、このときに周りの細菌と混じり、脂肪酸を作り出してしまいます。
脂肪酸は人間が体内に入れた食事に深く関係していて、脂肪酸もそのにおいになると思ってください。
脂肪酸の種類にはいろいろあり、それぞれが独特のにおいをしています。
少し例をあげると、
酪酸 バター
カプロン酸 やし油
バルミチン酸 一般動物の油脂
ステアリン酸 牛脂
食物の方のにおいを想像すると、独特なにおいがあるのがわかるのではないでしょうか。これらの脂肪酸と汗や細菌が交じり合ってわきがのにおいが作られていくのです。
脂肪酸の融点はステアリン酸の71℃を最高に、殆どが体温や気温より低い温度で溶けていきます。ですので、本当に寒い以外はわきの下の温度で溶けてしまうものなので、とめることが出来ません。